産科学講座 「ひとが人になるために」 ~ その①

胎生学の後、午後はツェルム医師による産科学の講座がありました。
以下、チェルム医師の講義内容を、私なりに理解した範囲で記述していきます。

〇 妊娠・出産の霊的な意義
現代の産科は、出産時にどんな事態にも対応できるよう手術に重きをおいています。
ドイツでは、病院において、正常分娩の場合、助産師が主導で出産の介助を行います。医師は書類上の手続きを行うのみに留まります。従って、産科医の役割は病的な場合にのみに限られます。
助産師と医師の間で時折葛藤はありますが(立場は医師の方が上)、助産師の方が母親に近い存在であり(近過ぎてしまう問題もありますが)、助産師と医師の協力は必要となります。

未来において産科学がどう言う意味を持つか考察してみたいと思います。
妊娠→出産は、一般的には通常のこと、自然のことであります。但し、他には類を見ない日常とは際立った事態ではあります。感覚世界には存在しなかったものが地上に降りてくること、霊的なリアリティーを多くの妊婦さんが、そして多くの女性が妊娠前にそれを感じています。受精から出産に至るまで、女性は地上的でない時期を過ごします。

水の浮力(重力に対抗する力)に注目してみます。
人間の脳は1.2~1.3kgもあり、通常であれば脳の底に位置する血管は潰れてしまいます。しかし、脳髄液の存在により浮力が働き、実際の圧力は20gほであるため血管は潰れません。
妊娠も同様で、地上的な関係から自由になった期間です。

脊椎動物の発展を見ていくと、段々と自由になっていくのがよく分かります。
魚は卵を、温度等の危険を顧みず水の中に卵を放出します。
両生類のイモリは、卵にゼリー状の保護膜が出来、魚の卵に比べると多少守られています。
トカゲでは卵の回りに殻が出来ます。
海がめは浜辺で生み、太陽の熱を貰います。
鳥類になると卵は固いカルシウムの殻で覆われるようになります。
哺乳類では、完全に体の中に入り、胎児は完全に覆われる(守られる)ようになります。そして胎盤は胎児自身の意思に基づきつくられます。

生物は、どれくらいの期間妊娠の環境にいたかによって、出生後の独立性が変わって来ます。進化の頂点に立つ人間は、最も独立した自由な存在です。
人間は、出産を経て胎内の覆いから社会的な覆いに移行していきます。

熱には温度計で測れるものと、測れないものがあります。人に感じる温かさ、つまりは霊的なものが凝集したものは温度計で測れない熱です。
人工授精は、測定可能な熱しか考慮されず、魚(の産卵)の状態に戻すことになるのです。
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by d_mitsuda | 2011-11-12 20:13 | 出産・育児


木の香治療院 院長日記


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