椎間板ヘルニア

背骨は、椎骨と言う小さな骨が積み重ねって出来ており、椎骨の間にはクッションの役目を果たす椎間(円)板があります(写真は、「カラー人体解剖学」(西村書店 発行 F.H.マティーニ 他著)より抜粋)

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椎間(円)板は、周辺部が軟骨性の線維輪と中央がゼリー状の髄核から出来ており、椎間板ヘルニアとは、この髄核が線維輪に生じた裂隙を通って脱出するか、または線維輪を伴って外周に膨隆した病態を言います。
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原因は、加齢による退行性変性や、外部からの持続的・反復的な圧力や急激な衝撃によって起こり、この飛び出た髄核が脊髄神経を圧迫し、腕や脚の痺れや痛み、運動麻痺等の症状を起こします。

椎間板ヘルニアは疫学的には若い人に多く、(病態や程度にもよりますが)はり灸治療は適応となっており、大概の場合数回の治療で症状は緩和します。そこで今回は、何故はり灸治療が椎間板ヘルニアに効果を発揮するのか、その機序について妥当と考えられている2つの説について説明します。

まず1つ目は、はり灸治療の血流の改善効果です。血流の改善によって亀裂の生じた線維輪部に毛細血管が新生され、そこから新しい組織(線維輪)が再生し、壊れた椎間(円)板が修復するのです。

2つ目は、はり灸治療の免疫力向上効果です。はり灸治療によって免疫力が向上すると、飛び出した髄核が免疫細胞の食作用によって吸収され、ヘルニアが元の状態に戻ります。

なお、血流改善及び免疫力向上のいずれの機序にしても、患部を温めることは治療効果の促進と言う意味において大切なことです。自宅にて養生する場合には、(低温火傷に注意しながら)患部にホカロン等を貼っておくのも効果的です。
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by d_mitsuda | 2008-06-14 21:52 | はり灸


木の香治療院 院長日記


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