シューベルト 「冬の旅」
先週の土曜日、午後は途中4時間ほど診療を休みにして、友人が出演するコンサートに行ってきました。場所は東横線綱島駅にあるアウディオペーデ研修センター。アウディオペーデとは「聴く器官の教育」を意味します。つまり「傾聴」の力を育てると同時に、自己治癒力を養うことを目的とした教育を実践する場がアウディオペーデ研修センター。
出演者は、「アントロポゾフィー医学のための医師会」会員でもあり、あげつまクリニック院長の揚妻広隆先生と、チューリッヒ近郊の大人の障害者ホームでオイリュトミーとオイリュトミー療法を実践されている浅田豊さんです。お二人とは、3年前に参加した第5回国際アントロポゾフィー医学ゼミナール(IPMT)にて縁ができました。
演奏曲は、ヴィルヘルム・ミュラーの詩によるシューベルトの連作歌曲集「冬の旅」。シューベルトの600曲とも言われる歌曲のなかの最高傑作の24曲と言われています。
1.おやすみ
2.風見の旗
3.凍る涙
4.かじかみ
5.菩提樹
6.あふれる涙
7.川の上
8.かえりみ
9.鬼火
10.休息
11.春の夢
12.孤独
13.郵便馬車
14.霜おく髪
15.からす
16.最後の希望
17.村で
18.あらしの朝
19.まぼろし
20.道しるべ
21.宿屋
22.勇気
23.幻の太陽
23.辻音楽師
冬の旅は、祝福されて結婚まで約束した女性と別れ、傷心の旅に出る青年の心と、冬のヨーロッパの風景が心象風景と重なって迫ってきます。暗く、悲しい曲ですが、しかしその随所に生きている青年の魂が生き生きと感じられます。そして最後の曲「辻音楽師」の、まさに最後の歌い終わりに、希望の光が見出されます。
今年の3月11日、日本は東日本大震災と言う未曾有の大災害に見舞われました。「冬の旅」は、まさしくその哀しみを象徴するようでもあり、しかし最後の曲に見られるよう、未来への希望が見出されます。感揚妻先生と浅田さんは、そんな想いを託し歌われたそうです。
歌は全てドイツ語ですので意味は分かりませんでしたが、浅田さんの素敵なピアノの音色と、揚妻先生の心を揺さぶる歌声に、すっかりと聴き入ってしまいました。また両氏が言われるよう、悲しみの中にも希望の光が見えてきたような気がいたいます。震災で亡くなられた方の御霊にも、きっと癒しの音楽として届いたことと思います。いつかまた機会を設けて聴きにいきたいと思います。
なお演奏の中でもう一つ感動したことがあります。それはピアノの演奏にあわせ絶妙のタイミングで楽譜をめくられる方の存在です。演奏がスムーズに進行するように、演奏者に寄り添い最善の注意を払いながら、それでいて決して目立たず楽譜をめくられていたのが、とても印象的でした。
出演者は、「アントロポゾフィー医学のための医師会」会員でもあり、あげつまクリニック院長の揚妻広隆先生と、チューリッヒ近郊の大人の障害者ホームでオイリュトミーとオイリュトミー療法を実践されている浅田豊さんです。お二人とは、3年前に参加した第5回国際アントロポゾフィー医学ゼミナール(IPMT)にて縁ができました。
演奏曲は、ヴィルヘルム・ミュラーの詩によるシューベルトの連作歌曲集「冬の旅」。シューベルトの600曲とも言われる歌曲のなかの最高傑作の24曲と言われています。
1.おやすみ
2.風見の旗
3.凍る涙
4.かじかみ
5.菩提樹
6.あふれる涙
7.川の上
8.かえりみ
9.鬼火
10.休息
11.春の夢
12.孤独
13.郵便馬車
14.霜おく髪
15.からす
16.最後の希望
17.村で
18.あらしの朝
19.まぼろし
20.道しるべ
21.宿屋
22.勇気
23.幻の太陽
23.辻音楽師
冬の旅は、祝福されて結婚まで約束した女性と別れ、傷心の旅に出る青年の心と、冬のヨーロッパの風景が心象風景と重なって迫ってきます。暗く、悲しい曲ですが、しかしその随所に生きている青年の魂が生き生きと感じられます。そして最後の曲「辻音楽師」の、まさに最後の歌い終わりに、希望の光が見出されます。
今年の3月11日、日本は東日本大震災と言う未曾有の大災害に見舞われました。「冬の旅」は、まさしくその哀しみを象徴するようでもあり、しかし最後の曲に見られるよう、未来への希望が見出されます。感揚妻先生と浅田さんは、そんな想いを託し歌われたそうです。
歌は全てドイツ語ですので意味は分かりませんでしたが、浅田さんの素敵なピアノの音色と、揚妻先生の心を揺さぶる歌声に、すっかりと聴き入ってしまいました。また両氏が言われるよう、悲しみの中にも希望の光が見えてきたような気がいたいます。震災で亡くなられた方の御霊にも、きっと癒しの音楽として届いたことと思います。いつかまた機会を設けて聴きにいきたいと思います。
なお演奏の中でもう一つ感動したことがあります。それはピアノの演奏にあわせ絶妙のタイミングで楽譜をめくられる方の存在です。演奏がスムーズに進行するように、演奏者に寄り添い最善の注意を払いながら、それでいて決して目立たず楽譜をめくられていたのが、とても印象的でした。
by d_mitsuda
| 2011-10-28 22:09
木の香治療院 院長日記
by d_mitsuda
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