胎生学連続講座 (ひとが人になるプロセス) ~ その⑤
〇 胎盤の形成
受精して初めて卵割が行われると、受精卵は精子が嵌入した方とそうでない方の2つの細胞(割球)に分かれます。精子が嵌入して来た方の割球には、 精子が嵌入した刻印が刻まれます(父性的な要素の刻印)。そしてその割球は、胎盤を形成する基となる栄養膜になります(図は「メディック.jpのホームページ」より転載)。
胎盤は、母親の身代わりとなって胎児の発達・成長を促す器官ですが、栄養の源と接する子宮側の側面と、胎児側の側面があります。子宮側の側面の方はどの胎児も似通った形をしていますが、胎児側の側面は胎児一人一人皆異なった形をしており、個性が表れます(以下の図は「ウィキペディア」より転載)。
胎盤の構造(上段の図の一部を拡大したもの) 上部母体側から酸素、養分に富む動脈血が赤と青の細かい点で描かれた空隙、すなわち絨毛間腔内に放出され、静脈から母体に戻る。一方、図右下にある臍帯 (へその緒)から絨毛間腔側に向かって臍動脈が流れ、図中に樹木のように見える絨毛を経由するうちに、ガス交換、栄養吸収、老廃物の放出が行わ れ、臍静脈を経由して胎児側に戻る。
図中の用語を左上から、右下に向かって以下に示す。 絨毛 (Villus)、 海綿層 (Stratum spongiosum)、 母体血管 (Maternal vessels)、 胎盤中隔 (Placental septum)、 周縁洞 (Marginal sinus)、 絨毛膜 (Chorion)、 羊膜 (Amnion)、 栄養膜 (Trophoblast)、 2本の臍動脈 (Umbilical arteries)、 1本の臍静脈 (Umbilical vein)、 臍帯 (Umbilical cord)、いわゆる「へその緒」。なお、臍動脈と臍静脈の色は実際とは逆に描かれている。
胎児の臓器(の機能)ははじめのうちは体の外にあり、胎盤がその全機能(呼吸、内分泌 等)を担っています。しかし胎児(胚結節)が臓器を形成するにつれ、胎盤はその機能を胚結節に委ねていきます。そして胎児が呼吸機能を形成した時点で(誕生)、胎盤は完全にその役目を終えます。このような発達・成長は、子供(胎児)自らの意思に基づき行われるのであり、決して胎盤からの強制ではありません。
これは教育でも仕事でも同様です。子供や部下が育ってきたら、親や上司はいつまでもこと細かく指示を与えるべきではありません。
先述しました通り、栄養膜の形成には父親の遺伝子が働きます。そのため胎児には父親的な高次の自我が宿ります。そして胎盤には宇宙的な力が作用し、胎児(生まれる前の子供)の個性が形成されます。このような現象は、地上的な発想では決して理解できません。
人間(臓器の形態・位置・機能)は突如として無形質なものから生まれます。そのような分化していない状態では、高次の次元の力が入りやすいのです。
受精して初めて卵割が行われると、受精卵は精子が嵌入した方とそうでない方の2つの細胞(割球)に分かれます。精子が嵌入して来た方の割球には、 精子が嵌入した刻印が刻まれます(父性的な要素の刻印)。そしてその割球は、胎盤を形成する基となる栄養膜になります(図は「メディック.jpのホームページ」より転載)。
胎盤は、母親の身代わりとなって胎児の発達・成長を促す器官ですが、栄養の源と接する子宮側の側面と、胎児側の側面があります。子宮側の側面の方はどの胎児も似通った形をしていますが、胎児側の側面は胎児一人一人皆異なった形をしており、個性が表れます(以下の図は「ウィキペディア」より転載)。
胎盤の構造(上段の図の一部を拡大したもの) 上部母体側から酸素、養分に富む動脈血が赤と青の細かい点で描かれた空隙、すなわち絨毛間腔内に放出され、静脈から母体に戻る。一方、図右下にある臍帯 (へその緒)から絨毛間腔側に向かって臍動脈が流れ、図中に樹木のように見える絨毛を経由するうちに、ガス交換、栄養吸収、老廃物の放出が行わ れ、臍静脈を経由して胎児側に戻る。
図中の用語を左上から、右下に向かって以下に示す。 絨毛 (Villus)、 海綿層 (Stratum spongiosum)、 母体血管 (Maternal vessels)、 胎盤中隔 (Placental septum)、 周縁洞 (Marginal sinus)、 絨毛膜 (Chorion)、 羊膜 (Amnion)、 栄養膜 (Trophoblast)、 2本の臍動脈 (Umbilical arteries)、 1本の臍静脈 (Umbilical vein)、 臍帯 (Umbilical cord)、いわゆる「へその緒」。なお、臍動脈と臍静脈の色は実際とは逆に描かれている。
胎児の臓器(の機能)ははじめのうちは体の外にあり、胎盤がその全機能(呼吸、内分泌 等)を担っています。しかし胎児(胚結節)が臓器を形成するにつれ、胎盤はその機能を胚結節に委ねていきます。そして胎児が呼吸機能を形成した時点で(誕生)、胎盤は完全にその役目を終えます。このような発達・成長は、子供(胎児)自らの意思に基づき行われるのであり、決して胎盤からの強制ではありません。
これは教育でも仕事でも同様です。子供や部下が育ってきたら、親や上司はいつまでもこと細かく指示を与えるべきではありません。
先述しました通り、栄養膜の形成には父親の遺伝子が働きます。そのため胎児には父親的な高次の自我が宿ります。そして胎盤には宇宙的な力が作用し、胎児(生まれる前の子供)の個性が形成されます。このような現象は、地上的な発想では決して理解できません。
人間(臓器の形態・位置・機能)は突如として無形質なものから生まれます。そのような分化していない状態では、高次の次元の力が入りやすいのです。
by d_mitsuda
| 2011-11-10 21:22
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木の香治療院 院長日記
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