講演会のトップバッターは、「病癒し処・天心」代表・千島学説研究会理事代表の仁志天映先生。テーマは、「インフルエンザワクチンは果たして有効なのか」でした。

仁志先生は、インフルエンザは怖い病気ではない、風邪との違いは「高熱が出ること」、そして「体の節々が痛くなること」の2点だけで、寝てれば治る病気であると、話されていました。またインフルエンザ脳症は、インフルエンザによって起こるのではなく、解熱剤の副作用によって起こるのだとも。
これは、「インフルエンザワクチンはいらない」の著者で、元国立公衆衛生院 疫学部感染症室長の母里啓子さんの見解と全く同じです。
ちなみに母里さんのこの本を読むと、日本のワクチン政策は、国民の健康よりも薬品メーカーの利権を優先した政策であることが分かります。

仁志先生は、インフルエンザを引き起こす原因は、ウィルスではなく体に毒が溜まっているためであり、それは食べ過ぎと動物性たんぱく質の摂取に起因すると話されていました。だから食欲不振が起こるのだと。インフルエンザによる最大の癒しは食欲不振、そして免疫を高めてくれる高熱であるのだと。つまり毒が溜まっている人にインフルエンザが起こり、インフルエンザのお陰で、体内の解毒と免疫力の向上がはかれるのです。
ちなみに、みぞおちを押して痛かったり、経穴（ツボ）の手三里を押していたい場合には、胃腸が痛んでいる証拠であるとも述べられていました。

野口整体の創始者 野口春哉氏の著書「風邪の効用」にも同じことが書かれています。野口氏は、著書の中で「風邪は自然の健康法である。風邪は治すべきものではない、経過するものである。自然な経過を乱しさえしなければ、風邪をひいた後は、あたかも蛇が脱皮するように 新鮮な体になる」と説いています。

従って、インフルエンザを予防するためにワクチンを打つ必要はないですし、また発症したからといってタミフルを飲む必要もありません。ちなみに全世界のタミフルの使用率のうち、日本が７６％を占めています。またカナダでは、インフルエンザは自然に治る病気であると国として認識があるそうです。

インフルエンザは寝てれば治る病気ですが、高熱でどうしてもつらい場合には、玄米スープに大根おろしを入れて飲み、浣腸するのがよいです。
また低体温の人の場合は、ピンポン玉くらいの味噌を用意し、表裏を軽く焼いて、みじん切りの長ネギを加えて食べるようにします。すると汗が出て治りが早くなります。

なお解毒を含め体をリセットするのに断食は優れた方法ですが、低血圧や、陰性体質の人はやらない方がいいとのことでした。