「自然との共生塾」秋の特別講演会 ⑧
先日飛ばした講演会7人目の、セントマーガレット病院統合医療外科部長・医学博士 酒向猛先生のお話について記述します。テーマは、「幹細胞の可塑性とiPS細胞発見の衝撃」、「赤血球と組織の可逆的分化説と造血肝細胞」、「癌の標準治療の限界」でした。
このテーマのお話は以前一度聞いたことがありますが、新しい内容も加わっていました。
現代医学では、赤血球は骨髄にある造血幹細胞から産生されると考えられています。造血幹細胞とは、赤血球に分化し、かつ自身が細胞分裂によって増えていく2つの機能を有する細胞のことを言います。
赤血球には核がありませんが、造血幹細胞から赤血球に分化する過程で消える(脱核)と現代医学では考えますが、骨髄中の脱核の頻度は赤血球の産生数に比べて不足していますし、脱核した核がどうなるかは不明です。
また従来の医学では、幹細胞がある組織の細胞の分化した場合、分化した細胞がまた幹細胞に戻ることはないとされていましたが、最近はその逆の現象が多く見られるようになって来ました。
皮膚細胞から作られたIPS細胞もしかりです。IPS細胞が意味するところは、結局「全ての組織細胞及び全て幹細胞に関する知見は、千島学説に回帰する」と言う事です(千島学説 :体細胞は赤血球から分化して作られ、また断食等の赤血球の足りない状況下においては、体細胞が赤血球に逆戻りする)
悪液質は、癌の末期症状において見られる栄養失調により、全身が衰弱した状態を言います。症状として体重減少、食欲不振、全身倦怠感があり、血液検査としては貧血、低蛋白血症が見られます。
現代医学においては、これは癌細胞が栄養を奪うからと考えられていますが、千島学説では体の中の代謝異常が原因と考えます。
つまり癌は汚れた血液が原因であり、それによって(あるいはそれがために)代謝異常を起こし、悪液質を生むのです。
日本では癌の死亡率は増え続けています。
一方アメリカでは、1977年にマクガバン・レポートが提出されたことをきっかけにして、1990年より癌の死亡者が減っています。5 a day (1日に5品目以上の野菜を食べる)運動も起こり、現在の一人当たりの野菜の消費量は日本より上になり、このような食習慣の改善がアメリカの癌死亡者数の減少に繋がったものと思われます(その他には禁煙運動の影響もあるでしょう。なお低所得者層の方はジャンクフードしか食べられないという問題もあるようです)。
抗がん剤、放射線、手術と言ったいわゆる三大療法は理想的ではありませんが、乳がん等の部位によっては生存率もかなり高いので、西洋医学的措置を完全に排除するのではなく、代替医療と相補的に治療を行うのが良いと思われるそうです。
食餌療法の具体的なものとしては、酒向先生はゲルソン療法を勧めておいででした。
ゲルソン療法の詳細は、マックス・ゲルソン 著「ガン食事療法全書」や、済陽高穂 著「今あるガンが消えていく食事」をご覧下さい。
また酒向先生のお話全般については、酒向先生のご本「隠された造血の秘密」も参考になります。
このテーマのお話は以前一度聞いたことがありますが、新しい内容も加わっていました。
現代医学では、赤血球は骨髄にある造血幹細胞から産生されると考えられています。造血幹細胞とは、赤血球に分化し、かつ自身が細胞分裂によって増えていく2つの機能を有する細胞のことを言います。
赤血球には核がありませんが、造血幹細胞から赤血球に分化する過程で消える(脱核)と現代医学では考えますが、骨髄中の脱核の頻度は赤血球の産生数に比べて不足していますし、脱核した核がどうなるかは不明です。
また従来の医学では、幹細胞がある組織の細胞の分化した場合、分化した細胞がまた幹細胞に戻ることはないとされていましたが、最近はその逆の現象が多く見られるようになって来ました。
皮膚細胞から作られたIPS細胞もしかりです。IPS細胞が意味するところは、結局「全ての組織細胞及び全て幹細胞に関する知見は、千島学説に回帰する」と言う事です(千島学説 :体細胞は赤血球から分化して作られ、また断食等の赤血球の足りない状況下においては、体細胞が赤血球に逆戻りする)
悪液質は、癌の末期症状において見られる栄養失調により、全身が衰弱した状態を言います。症状として体重減少、食欲不振、全身倦怠感があり、血液検査としては貧血、低蛋白血症が見られます。
現代医学においては、これは癌細胞が栄養を奪うからと考えられていますが、千島学説では体の中の代謝異常が原因と考えます。
つまり癌は汚れた血液が原因であり、それによって(あるいはそれがために)代謝異常を起こし、悪液質を生むのです。
日本では癌の死亡率は増え続けています。
一方アメリカでは、1977年にマクガバン・レポートが提出されたことをきっかけにして、1990年より癌の死亡者が減っています。5 a day (1日に5品目以上の野菜を食べる)運動も起こり、現在の一人当たりの野菜の消費量は日本より上になり、このような食習慣の改善がアメリカの癌死亡者数の減少に繋がったものと思われます(その他には禁煙運動の影響もあるでしょう。なお低所得者層の方はジャンクフードしか食べられないという問題もあるようです)。
抗がん剤、放射線、手術と言ったいわゆる三大療法は理想的ではありませんが、乳がん等の部位によっては生存率もかなり高いので、西洋医学的措置を完全に排除するのではなく、代替医療と相補的に治療を行うのが良いと思われるそうです。
食餌療法の具体的なものとしては、酒向先生はゲルソン療法を勧めておいででした。
ゲルソン療法の詳細は、マックス・ゲルソン 著「ガン食事療法全書」や、済陽高穂 著「今あるガンが消えていく食事」をご覧下さい。
また酒向先生のお話全般については、酒向先生のご本「隠された造血の秘密」も参考になります。
by d_mitsuda
| 2011-12-12 21:38
| 健康
木の香治療院 院長日記
by d_mitsuda
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