人気ブログランキング | 話題のタグを見る

小松靖弘氏 講演会 ~ 慢性疼痛の緩和と免疫調整 ①

先週日曜日は、母校の呉竹鍼灸柔整専門学校で開催された講演会に行ってきました。講師は医学博士・獣医師 小松靖弘 先生、テーマは「慢性疼痛の緩和と免疫調整」で、動物に対する鍼、健康食品、漢方薬の治験(症例)に関するお話でした。
小松先生は、東京農工大学の農学部・獣医学科を卒業された後、ニュージーランドのオークランド大学や各種製薬会社を経て、現在は有限会社サン自然薬研究所の代表をなさっています。

講演会ではまず、動物に対する鍼の効果として、以下の2症例をお話されました。

・ヘルニアのために重度対麻痺(両脚の運動麻痺)のあるダックスフンドが、鍼治療により歩行を再獲得した症例
・後躯運動障害(腰から下の運動障害)のモルモットが、鍼治療により改善した症例(2例)

上記症例を見ると、鍼治療は動物(ペット)に対しても十分に有効であることが伺えます。
そう言えば半年ほど前、何かのセミナーで一緒になった獣医師の方が、鍼治療でペットの椎間板ヘルニアを治していて、結果は非常に良いと話されていました。動物には妙な先入観がない分、人間以上に効きやすいと一般的に言われています。

小松先生によると、脊椎炎や変形性脊椎症を患うペット(犬)が増えてきているとのこと。理由は、食事の問題(ドッグフード)、そして運動不足(散歩させない)だそうです。
また、特に日本犬種(秋田犬、柴犬 等)に多いのですが、認知症の犬が増えているそうです(30%が認知症になる)。症状は、突然遠吠えをしたり、食事をしたことを忘れたり、お皿を口に加えて吠えたりします。そう言えば私の友人が飼っていた柴犬も、そんな感じでした。

認知症になる原因も食事が主だそうです。認知症予防・改善に良いとされるDHAやEPAは、魚(の頭)に多く含まれており、昔は餌に魚をあげていたのが今はドッグフードに変わり、それが認知症増加に繋がっているととのことでした。ちなみに魚をよく食べるスウェーデンの人は、認知症は少ないそうです。
by d_mitsuda | 2011-12-13 12:48 | はり灸


木の香治療院 院長日記


by d_mitsuda

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
セミナー
はり灸
健康
出産・育児
光線
美容

ガストン・ネサーン
未分類

以前の記事

2022年 01月
2021年 12月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月

フォロー中のブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

タグ

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧