生命フォーラム⑫~ 宇宙と地球人そのエネルギーバランス
次の講演者は千島学説研究会顧問 赤峰農場代表 赤峰勝人氏で、テーマは「宇宙と地球人そのエネルギーバランス」でした。赤峰氏は、自ら創始した循環農法で、無農薬・無化学肥料でお米や野菜を育てています。
一般的な無農薬・無肥料の自然農法に比べて、独自の堆肥を与えることで、より美味しくかつ栄養素が高くなるそうです。
赤峰農場では、作物の周りに雑草(スギナ等のイネ科の植物)が生えてきたら、それを刈り取って作物の周りに置きます。雑草が生えてくるのは土壌がCa不足になったことを意味し、そのCa分を雑草が補ってくれるのです。従って、現代農業のように、除草することはありません(自然農法では雑草をそのままの状態にしておきますが、そうするよりも、一度刈り取って作物のそばに置いておく方が、作物の育ちも栄養状態も良いそうです)
農薬に害があることは周知のことですが、赤峰氏は、化学肥料の弊害についてもとくとくと話されていました。化学肥料を与えると、根毛が消え、旬のものができなくなるそうです(化学肥料を入れないと、真っ白い根毛ができます)。また根は枯れ、葉が枯れ、病原菌が発生します。従って、植物が病原菌に侵されるのは、農薬や化学肥料を与えることで植物が弱るからです。
更には化学肥料に含まれるアンモニウムが酸化してできる亜硝酸性窒素は、極めて毒性が高く、嘔吐、チアノーゼ、虚脱昏睡、血圧低下、脈拍増加、頭痛、視力障害等が見られます
また接ぎ木の問題も指摘されていました。例えばスイカを作る時、現代農業ではカボチャ等に接ぎ木を行いスイカを育てたりします。そうすることで、病気発生の予防や、育成期間の短縮が可能となります。
しかし、そのためにスイカ本来の栄養素などが低下・消失してしまいます。例えばスイカは夏の果物で、暑い夏に食べることによって熱を下げる効果がありますが、そのような効果が接ぎ木をすることによって薄れます。
勿論、循環農法を行う赤峰牧場では、接ぎ木などしません。従って、他の農地で栽培されたスイカと従って美味しさも風味も全く異なり、スイカが本来持っている機能も十分に発揮し得ると話されていました。
また連作の弊害も話されていました。一つの作物を同じ場所で何年も連作し続けると、土壌が枯れ、作物の栄養素が減ります。そのため、通常は8年周期程度で育てるのが良いとされています。
余談ですが、かつてはアガリグスが癌に効果があり、その後衰退していったのは、営利主義に走り連作したためと言われています。
なお、人参とお米は連作は大丈夫とのことでした。
最後に赤峰氏は、百姓の本当の役割は、百人の女性を生き生きさせること、と話されていました。そんなお百姓さんが作った作物は、格別に美味しいのでしょうね。
赤峰氏の取り組みについては、氏の著書「ニンジンの奇跡」に詳しく載っています。
一般的な無農薬・無肥料の自然農法に比べて、独自の堆肥を与えることで、より美味しくかつ栄養素が高くなるそうです。
赤峰農場では、作物の周りに雑草(スギナ等のイネ科の植物)が生えてきたら、それを刈り取って作物の周りに置きます。雑草が生えてくるのは土壌がCa不足になったことを意味し、そのCa分を雑草が補ってくれるのです。従って、現代農業のように、除草することはありません(自然農法では雑草をそのままの状態にしておきますが、そうするよりも、一度刈り取って作物のそばに置いておく方が、作物の育ちも栄養状態も良いそうです)
農薬に害があることは周知のことですが、赤峰氏は、化学肥料の弊害についてもとくとくと話されていました。化学肥料を与えると、根毛が消え、旬のものができなくなるそうです(化学肥料を入れないと、真っ白い根毛ができます)。また根は枯れ、葉が枯れ、病原菌が発生します。従って、植物が病原菌に侵されるのは、農薬や化学肥料を与えることで植物が弱るからです。
更には化学肥料に含まれるアンモニウムが酸化してできる亜硝酸性窒素は、極めて毒性が高く、嘔吐、チアノーゼ、虚脱昏睡、血圧低下、脈拍増加、頭痛、視力障害等が見られます
また接ぎ木の問題も指摘されていました。例えばスイカを作る時、現代農業ではカボチャ等に接ぎ木を行いスイカを育てたりします。そうすることで、病気発生の予防や、育成期間の短縮が可能となります。
しかし、そのためにスイカ本来の栄養素などが低下・消失してしまいます。例えばスイカは夏の果物で、暑い夏に食べることによって熱を下げる効果がありますが、そのような効果が接ぎ木をすることによって薄れます。
勿論、循環農法を行う赤峰牧場では、接ぎ木などしません。従って、他の農地で栽培されたスイカと従って美味しさも風味も全く異なり、スイカが本来持っている機能も十分に発揮し得ると話されていました。
また連作の弊害も話されていました。一つの作物を同じ場所で何年も連作し続けると、土壌が枯れ、作物の栄養素が減ります。そのため、通常は8年周期程度で育てるのが良いとされています。
余談ですが、かつてはアガリグスが癌に効果があり、その後衰退していったのは、営利主義に走り連作したためと言われています。
なお、人参とお米は連作は大丈夫とのことでした。
最後に赤峰氏は、百姓の本当の役割は、百人の女性を生き生きさせること、と話されていました。そんなお百姓さんが作った作物は、格別に美味しいのでしょうね。
赤峰氏の取り組みについては、氏の著書「ニンジンの奇跡」に詳しく載っています。
by d_mitsuda
| 2012-06-02 21:38
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木の香治療院 院長日記
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