皮膚

先週の日曜日、「第6回アントロポゾフィー医学入門講座」に参加してきました。講座は午前・午後とありましたが、私は午前の講義のみに参加。講師は山本記念病院 理事長で皮膚科医の山本百合子先生、テーマは「皮膚の扉から生命の流れへ」でした。

皮膚は人体最大の臓器で、内臓の状態をも表しますが、精神面の状態も反映するそうです。
先生は1日に100人~150人程の患者さんを診られ、そうすると待ち時間が長く、長い時には3時間ほど待っていただくこともあります。そのような場合は大変イライラする方もいて、その感情が皮膚にも表れるそうです。他にも、悲しい気持ちであれば悲しい気持ちが皮膚に表れ、怒っている時はその気持ちが皮膚に表れます。

ストレスが皮膚に悪影響を及ぼす話しはよく聞きますが、感情が皮膚にも反映するというのは興味深いです。

症例としてはアトピーについて話されました。
現在アトピー患者は増えてきておりますが、アトピー体質か否かを見分ける簡単な方法があります。
前腕の腹側を少し強めにこすり、赤くなれば正常、そうでなければ(白い状態のままだと)アトピー体質の可能性があるそうです。
アトピーの病態に一つに神経過敏があります。下図のように、アトピーの方は神経線維が表皮まで来ていて刺激に対して過敏になり、皮膚をこすっても充血が起こらず赤くならないのです(あとぴナビのホームページより転載)。
b0140293_20393563.gif

また角質が不安定で剥がれ易く異物の侵入もしやすいので、これも外部刺激に弱い要因となります。
そこでアトピーに対しては一般的には軟膏などを塗り、皮膚のバリアー機能を高め、体内からの水分の蒸発を防いだりします。
湿潤治療で有名な夏井睦先生は、ホワイトワセリンを使うことで、アトピーの治療に好成績を発揮しています。

一方アントロポゾフィー医学では、軟膏ではなく、皮膚の上に存在する物質以外のもの、いわゆるエーテル体を強くすることでバリア機能を高めようとします。例えばオイリュトミーや、アインライブングとリズミカルマッサージセラピーなどでそれを実現します。

他にも、テレビやパソコン等の刺激物を避け、適切な食事・睡眠習慣を行い、さらに体を緩ませる(気持ち良いことをする)のが大事とのことでした。

なお活発に動いていて急にそれを止めると痒みが強く出ることがあります。そんな時は、保冷剤やうちわで患部を冷やしたりするか、あるいは急に運動をやめるのではなく、徐々に活動を停止していくと痒みの発症が抑えられるそうです。

あっという間に2時間が過ぎ、大変興味深い講演でした。
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by d_mitsuda | 2013-06-04 21:15 | 健康


木の香治療院 院長日記


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