千島学説
先日、千島学説の勉強会に行って来ました。千島学説とは、故千島喜久男博士(1899-1978)により1950年頃に提唱された新しい生命医学理論です。千島学説は、一時はノーベル賞間違いなしと言われた革新的な医学理論でしたが、当時の医学会から否定(黙殺)され、日の目を受けずにいました。
しかし、「ガン呪縛を解く」の著者である稲田芳弘氏、国際弁護士の小島秀樹氏をはじめ、少なからずの人が千島学説に基づく療法で癌等の難病を改善あるいは克服し、彼らが普及活動を行うようになって、段々と世の中に広まり始めました。また、癌専門医であるセントマーガレット病院の酒向猛医師も千島学説に基づく癌治療(食事指導 等)を行うようになり、普及の流れに拍車をかけています。
さて勉強会ですが、予定されていたプログラムは、「千島学説の解説(衛藤医師)、癌は自己治癒可能か(酒向医師)、上述の稲田氏・小島氏等の講演会」などでした。私はかなり期待して参加しましたが、少し寂しいことがありました。
それは、稲田氏・小島氏等の講演が無くなったことです。彼らの癌克服談をとても楽しみにしていたので残念でした。また衛藤医師の話は面白かったのですが、時間が足りないのと、千島学説で謳われている気(超エネルギー)をご自身の興味のあるUFOに結び付けてしまった為、折角の学術的な内容が、少し説得力の欠けるものになってしまいました。とは言えやはりお医者様だけあって臨床に即した説明は、例えば腸造血説を説明する際、「骨髄線維症でも正常な血液像を示すことが少なからずある」と話されていたことなどは、とても興味深いものでした。
また酒向先生のお話は、現役の癌専門医であり真摯に千島学説を学ばれているだけあって、またその人柄も大きな存在となり、興味深い内容でした。話された内容の多くは、先生の著書「癌を克服するために」に書かれていますが、先生ご自身にお話していただくと、やはり心に残ります。
先生によると、現在日本人の3人に1人は癌で亡くなり、年々癌死亡者は増えてきています。医者の中には、高齢化が進んでいるのだから当然の現象と言われる方もいますが、アメリカでは「癌・心臓病・糖尿病の原因は食生活である。肉・玉子・乳製品・砂糖などの摂取を控え穀物中心の食生活をするべき」と結論付けたマクガバン・レポートが発表されて以来、減少傾向にあります。このことからも、千島博士が唱える食事の重要性が分かるかと思います。千島学説がより普及し、癌で苦しむ人が少しでも救われればと思います。
なお、酒向先生が書かれた癌治療に関するレポートは、こちらをご覧下さい。
また、千島学説について私が簡単にまとめたものがありますので、こちらをご覧下さい。
それから上述した「ガン呪縛を解く」には、千島学説のことだけでなく、骨髄移植についても触れられています。詳しくは本を読んでいただきたいですが、この本を読むと骨髄移植の妥当性は全く信じられなくなります。本田美奈子さんも、2回も骨髄移植を受けたのに残念な結果に終わりました。また、従姉のプログにも、骨髄移植を疑問視する内容が少書かれています。
一方、俳優の松平健さんや、野球選手でも一人、骨髄移植により白血病を克服したと言う話しを聞きます。ただこの点についても一つ考慮するべきことがあります。西原研究所の西原克成医師は、「白血病と、単なる感染症による白血球増加ないしは白血球増多症の区別は臨床的に難しく、白血病と誤診されることも多々ある」と述べています。特に、「スポーツ選手、声楽家、へピースモーカー」のように、のどを酷使(口呼吸)する人が過労になると、白血病症状(白血球増加、疲労感 等)を引き起こし易くなるとのことです。実際、白血病と誤診され、白血病の治療(抗癌剤 等)を受けている人もいるそうです。
骨髄移植をする前に、致死量に相当する抗癌剤を投与します。白血病と誤診され骨髄移植を受けてしまった人の中には、もしかしたら抗癌剤によって不幸な結果になったのかもしれません。また白血病と誤診された人の中には、(あくまでも私の憶測ですが)普段から体を鍛えている人であれば抗癌剤に打ち勝つ体力があり、そして骨髄移植後の無菌室での2~3週間の入院生活が普段の過労を癒す休養になって、白血病症状を回復したに過ぎないかもしれません。
真実のところは分かりませんが、白血病と診断された場合には、本当に白血病なのかどうか、少なくとも数箇所の病院での検査が必要と思います。
私たちも、誤った行動を起こさないように、様々な情報を集め取捨選択し、正しい判断をしていく必要があるのでしょう。これは骨髄移植に限らず、人生全てにおいて言えるのでしょうね。
しかし、「ガン呪縛を解く」の著者である稲田芳弘氏、国際弁護士の小島秀樹氏をはじめ、少なからずの人が千島学説に基づく療法で癌等の難病を改善あるいは克服し、彼らが普及活動を行うようになって、段々と世の中に広まり始めました。また、癌専門医であるセントマーガレット病院の酒向猛医師も千島学説に基づく癌治療(食事指導 等)を行うようになり、普及の流れに拍車をかけています。
さて勉強会ですが、予定されていたプログラムは、「千島学説の解説(衛藤医師)、癌は自己治癒可能か(酒向医師)、上述の稲田氏・小島氏等の講演会」などでした。私はかなり期待して参加しましたが、少し寂しいことがありました。
それは、稲田氏・小島氏等の講演が無くなったことです。彼らの癌克服談をとても楽しみにしていたので残念でした。また衛藤医師の話は面白かったのですが、時間が足りないのと、千島学説で謳われている気(超エネルギー)をご自身の興味のあるUFOに結び付けてしまった為、折角の学術的な内容が、少し説得力の欠けるものになってしまいました。とは言えやはりお医者様だけあって臨床に即した説明は、例えば腸造血説を説明する際、「骨髄線維症でも正常な血液像を示すことが少なからずある」と話されていたことなどは、とても興味深いものでした。
また酒向先生のお話は、現役の癌専門医であり真摯に千島学説を学ばれているだけあって、またその人柄も大きな存在となり、興味深い内容でした。話された内容の多くは、先生の著書「癌を克服するために」に書かれていますが、先生ご自身にお話していただくと、やはり心に残ります。
先生によると、現在日本人の3人に1人は癌で亡くなり、年々癌死亡者は増えてきています。医者の中には、高齢化が進んでいるのだから当然の現象と言われる方もいますが、アメリカでは「癌・心臓病・糖尿病の原因は食生活である。肉・玉子・乳製品・砂糖などの摂取を控え穀物中心の食生活をするべき」と結論付けたマクガバン・レポートが発表されて以来、減少傾向にあります。このことからも、千島博士が唱える食事の重要性が分かるかと思います。千島学説がより普及し、癌で苦しむ人が少しでも救われればと思います。
なお、酒向先生が書かれた癌治療に関するレポートは、こちらをご覧下さい。
また、千島学説について私が簡単にまとめたものがありますので、こちらをご覧下さい。
それから上述した「ガン呪縛を解く」には、千島学説のことだけでなく、骨髄移植についても触れられています。詳しくは本を読んでいただきたいですが、この本を読むと骨髄移植の妥当性は全く信じられなくなります。本田美奈子さんも、2回も骨髄移植を受けたのに残念な結果に終わりました。また、従姉のプログにも、骨髄移植を疑問視する内容が少書かれています。
一方、俳優の松平健さんや、野球選手でも一人、骨髄移植により白血病を克服したと言う話しを聞きます。ただこの点についても一つ考慮するべきことがあります。西原研究所の西原克成医師は、「白血病と、単なる感染症による白血球増加ないしは白血球増多症の区別は臨床的に難しく、白血病と誤診されることも多々ある」と述べています。特に、「スポーツ選手、声楽家、へピースモーカー」のように、のどを酷使(口呼吸)する人が過労になると、白血病症状(白血球増加、疲労感 等)を引き起こし易くなるとのことです。実際、白血病と誤診され、白血病の治療(抗癌剤 等)を受けている人もいるそうです。
骨髄移植をする前に、致死量に相当する抗癌剤を投与します。白血病と誤診され骨髄移植を受けてしまった人の中には、もしかしたら抗癌剤によって不幸な結果になったのかもしれません。また白血病と誤診された人の中には、(あくまでも私の憶測ですが)普段から体を鍛えている人であれば抗癌剤に打ち勝つ体力があり、そして骨髄移植後の無菌室での2~3週間の入院生活が普段の過労を癒す休養になって、白血病症状を回復したに過ぎないかもしれません。
真実のところは分かりませんが、白血病と診断された場合には、本当に白血病なのかどうか、少なくとも数箇所の病院での検査が必要と思います。
私たちも、誤った行動を起こさないように、様々な情報を集め取捨選択し、正しい判断をしていく必要があるのでしょう。これは骨髄移植に限らず、人生全てにおいて言えるのでしょうね。
by d_mitsuda
| 2008-10-02 12:48
木の香治療院 院長日記
by d_mitsuda
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